対人色覚・感情色覚
ひとに色を感じる
ひとの感情に色を感じる
自分の感情に色やかたちを感じる
この感覚は、思春期までは割と強く持っていたものの、それ以降は弱まりました(知覚が薄らいだのではなく、知覚する頻度が減った)。
しかし、急進性の白内障(※)でほとんど視力を失い、光と影くらいの感知しか出来なくなっていた2014年、身体の危機回避のためか非常に高まりました。
手術で視力回復した今、再び弱まってきているので、消滅してしまわないうちに記録しておきます
※=白内障は本来緩徐的に進行しますが、私の場合、持病治療のためのステロイド薬の副作用として発症した糖尿の、これまた合併症としての白内障でした。そういう特殊性ゆえか、霞目から濃霧まで二カ月という速さで悪化し、眼科医も驚いていました。
すなわち何の訓練期間もおかず失明したので、脳が緊急の身体防衛策として、それまで弱まっていた対人・感情色覚を復活させたのかもしれません
正確にいうと「濃霧で失明状態」から遡って1年間くらい、実際には相当霧がかかっていて、しかし脳が懸命に画像補正を行い、正常に見えていることにしてくれていた可能性があります。
いくら普通と違う糖尿性白内障とはいえ、2カ月で見えなくなることは考えられず、しかし、その時点まで視力検査では0.7程度であったわけです。
眼内検査ではかなりの白濁が認められているにもかかわらず、視力検査で0.7前後をキープしつづけた経過は、定期通院によって眼科医も確認しており、非常に不思議がっていました。
目と脳の共同作業による画像補正は、大なり小なり、誰でも無意識に行なっています。強度共感覚とあわせて考えると、2カ月で白濁急進というより、長期間にわたって脳が頑張ってくれていた、と考える方が良いかもしれません。
赤い扇の解説です。pixivに投稿したものなので、当サイトでの解説と重複する部分がありますが、ご了承ください
次のイラストでは、共感覚/幻覚/超常現象をつなげてみます