16歳の汗 めぐるいのち
お姉さんと森林鉄道Ⅱ
20170829
昨年pixivにアップした「おねえさんと森林鉄道」の二期作です。
私が中学1年のとき、学級新聞に連載していた鉄道漫画を大幅リメイクしました。
当時から私は旅情とエロスが同一線上にあり、先生にもよく「頭がおかしい」と言われてました(^^ゞ
お盆に帰ってくる祖霊を描いた作品ですが、不肖ワタクシが共感覚調査と並行して行なった心霊研究では、霊というのはどうも「夢」みたいなもので、私たちと同じ世界にいつも居て、距離とか関係ないみたいなんですよね。
つまり、お盆などは格別に関係なく、気が向いたときにしょっちゅう帰宅してるみたいで、一緒にTV観たり、おやつをつまみ食いならぬ“つまみ嗅ぎ”(匂いと温度は判るが食べられない)したりしてるらしいです。
私たちが気づかないだけで、いろいろヤバイことも見られてます(笑)。
前世記憶のある人への専門家の調査でも、「魂だった時には、どこそこに行こうと思ったとたん、その場所に着いていた」という体験談が古今東西、収集されています。
なので、私たちが夢の中で「あそこに行きたい」と思ったらすぐ着いちゃってたとか、そういう感覚なのだと思います。
これは、魂が電磁的存在なので電速で移動するためなのか、それとも二光子干渉(双子の光子の片方を刺激すると、もう片方は何万光年離れていても同時に反応する)のように、本当の意味で距離を超越しているのか、どちらなのかはまだ判りません。
ちなみに、富山地方鉄道だったかな・・・「お盆に祖霊が電車に乗って帰ってくる」という土地があります。
村の人々が最寄駅に集まり、祖霊が乗ってる電車を出迎えて、家までお連れするそうです。
微笑ましい慣習ですが、テツとしてはつい、「今年は*時*分着、元京阪のダブルデッカーで帰るぞ」とか事前に託宣があるのかなーと、しょーもないコト考えちゃいます(笑)。
でも、今作のように祖霊が列車で帰ってくる土地が、リアル日本に実在するというだけでワクワクします☆
* * * *
ともあれ、今作では魂が電速で移動したり光子のように距離を超越したりしては、作品としては面白くないので、そこは伝統的な幽霊の形にしました。また、彼らの台詞に「電磁的存在であること」を反映しました。
今回出てくる森林鉄道の車両は、山村の住民や営林局職員を運ぶモーターカーで、バスのように前方だけに運転席があります(バックもできますが原則前進のみ)。このタイプの車両は「単端」(たんたん)といい、昔の軽便鉄道にはよくゴロゴロしていました。













